2015/07/01
●自然の食材で健康管理 <5>
今回は痛みを取る方法を記載しています。
治療に来れない時、または夜間痛くなった時に試して下さい。
(痛みは速ければ速いほど治りが良いですので、できるだけ速く治療して下さい。)
★基本的な考え方★
痛みを大きく二つに分ける。
1.鈍重・鈍痛の場合はカイロ、温風(ドライヤー)で患部暖める。但し、頭・胸部はしてはならない。
2.激痛・腫痛(打撲、打ち身、捻挫、ぎっくり腰など)は冷シップを貼る。但し、赤く腫れている部分だけ冷やし、1、2時間おきに貼り換える。
(注)打撲・打ち身・捻挫等で腫痛部が青黒くなってきたら冷シップは止め、冷やさないように保温する。(暖めないでも良い)
次に色々なシップの紹介です。
生姜湿布(炎症、あらゆる痛み)
▼用意するもの
・ 普通の生姜なら300~500g(できれば、ひね生姜)
・ 4~7リットル入る洗面器か、金タライ、もしくは鍋。
・ タオル3枚と、タオルケットか純毛或は純綿の毛布(古いもので良い)
▼作り方
1.生姜を良く洗い、皮ごとすりおろす。
2.大き目の洗面器に80度ぐらいのお湯を入れる。
3.下ろした生姜をガーゼか古いハンカチに包み、お湯の中で振る。(生姜湯)
4.タオルをお湯に浸して絞り、患部に乗せる。2枚重ねる。(1枚目はやけどしない程度に冷まし、2枚目は熱いままを1枚目に重ねる。
5.冷めないように、上からタオルケットなり、毛布なり乗せる。(ビニールとか化繊のものは使わない)
6.冷めてきたら3枚目のタオルを軽く絞り2枚目の上に重ね、1枚目のタオルと2枚 目の間に手を差し込んで 1枚目を抜き取る。この繰り返し。
▼ポイント
1.生姜及びお湯の量は、湿布する場所、広さで大体この割合で変える。
2.生姜独特の「ツン」と来る匂いが、量の目安。
3.季節によりお湯が冷めないように、カセットコンロやストーブを利用する。
4.湿布する時間の目安は、患部に熱が届くか、皮膚がピンク色のなる位。
サトイモパスター(打ち身、毒の吸出し、腫瘍、炎症)
▼用意するもの
里芋、小麦粉(里芋の同量から2倍)、生姜(1割)、ごま油、固定具。
▼作り方
1.里芋の皮を厚めにむき、摩り下ろし、里芋の10%の生姜を混ぜ、小麦粉を混ぜて粘りをつける。
(手で混ぜずに、お箸などでまぜること)
2.これを木綿かガーゼに伸して貼る。(約1センチぐらいの厚さ)
患部により、木綿のガーゼ或は晒しで腹帯等を作り、固定する。(ビニール等は使わない)
3.貼る時間は長くとも4時間、それまでにベトベトしてきたら取っても良い。
▼ポイント
1.里芋に負ける人は、患部に少しのごま油を塗ったら良い。
2.ギックリ腰、胃癌、大腸癌等は、上から暖める。(焼き塩、茹でコンニャク)
豆腐パスター(急性肺炎、頭痛、熱、打撲)
▼作り方
1.木綿豆腐を室温程度にしながら立て板で水分を抜いたものを患部に貼る。(2時間位で取り替える)
2.豆腐の1~2割の小麦粉を混ぜて練り、晒しに伸ばして貼る方法もあり。
そばパスタ―(腹水、漿液性膝関節炎)
▼用意するもの
そば1.5~3、自然塩1.5~3、熱湯180~300cc、晒し、または和紙。
▼作り方
1.そば粉を熱湯で固めのクリーム状によく練り、晒し、和紙にのばし貼る。
2.1~2時間して、水を吸収してベットリしてきたら取り替える。
▼ポイント
1.へそにかかるときはガーゼを貼る。